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Veo、試合映像のハイライトの機能を整理してクリップとイベントを公開

Veoは、Veo Editorをアップデートし、ハイライトの機能を整理し、クリップ(Clips)とイベント(Events)として公開した。

ハイライトは、指導や共有目的と、統計分析の管理目的の2つの役割を持ち、両立させようとすることで、いずれも最適なものとは言えなくなっていたと総括している。
たとえば、ハイライトはAIが自動的にプレイシーンを抽出するが、ゴールキックやフリーキック、コーナーキックはほとんど見られていないにもかかわらず、何十万もの映像を生成し、サーバーコストを増大させ、ユーザーインターフェイスも乱雑になっていた、としている。

クリップは、試合映像の中からプレイシーンを切り取るもので、AIにより自動的に抽出するのはシュートとゴールのみとなる。また、この抽出結果は、試合のスタッツ(Stats)には影響しない。

イベントは、ゴール、シュート、コーナーキック、フリーキック、前後半の開始/終了、PK、ゴールキックなど、試合の中での記録すべき場面をAIが自動的に抽出する。
また、ユーザーが失点やその他の重要なイベントを素早く追加することができ、タイプ、チーム、選手、期間でフィルタリングすることもできる。イベントには選手を割り当てることもでき、Analytics Studioで間もなくリリースされるプレーヤーデータ機能とも連携する。

さらに、Veo Analyticsオプションのユーザーは、シュートマップ(Shot map)の編集が可能になった。
イベントにピッチ上の位置情報が追加され、シュートの位置が間違っていた場合には、正しい位置にドラッグすることで、シュートの位置を修正できるようになった。

イベントの対象となる競技はサッカー(Football)のみ。2024年5月15日以降、新たに録画された試合から順次適用されていく予定。