Veoは、専用カメラを使わず、iPhoneのみで撮影することができるサービス「Veo Go」をイギリスで開始した。
Veo Goは、サッカーのフィールド全体を簡単に撮影できるサービス。
専用のVeo Goアプリが提供されており、このアプリをインストールしたiPhone2台を専用のリグに取り付け、専用の三脚に設置して利用する。
三脚はセンターラインの延長線上に設置し、もう1台のiPhoneもしくはiPadのVeo Goアプリから操作を行う。
撮影後は、iPhoneからVeoのサーバーにアップロードすることで、左右に分かれた2台分のグラウンドの映像が1枚に合成され、AIによりテレビ中継のようなフォローカム映像が生成され、自動的にシュートやゴールを識別する。
映像は、クラウド上のVeo Editorで確認、共有できるが、現状ではライブ中継(Veo Live)や分析(Veo Analytics)などのオプションには対応していない。
対象となる競技は、サッカーとラグビーのみ。
Veo Goアプリの動作条件は、iOS17以降。
撮影に利用できるiPhoneは、超広角映像が撮影できるiPhone11以降。撮影時には最低でも10GB以上の空き容量が必要。なお、2台でモデルを合わせる必要はない。
Veo Goサービスはサブスクリプション形式で提供され、12ヶ月プランには専用リグとVeo Go用三脚(2.7m)が含まれる。1チーム、15名までの登録で、月に10時間までの録画が可能。
Veo Goはイギリスで2025年4月頃には提供が始まっていたと見られ、YouTube上にQ&Aも確認できる。
Veo Goのイギリス以外への展開は未定。