Veo Camera ユーザーレビューブログ

三脚を持ち運ぶためのケースについての検討

Veoを利用するためには、撮影時にカメラを固定する必要があります。そのため、Veoでは、三脚(Tripod)を製品ラインナップとして販売しています。
特に屋外撮影用には、ピッチを俯瞰で撮影するため、一般的な三脚としては高い3.7mと7.3mの三脚が用意されています。
いずれも折りたたみ時でも長さ150cm前後、重量で10kg前後あり、取り扱いにはカメラ以上に労力を必要とします。

常設のグラウンドを所有しているチームであれば、グラウンド近くに保管場所を用意できるかもしれませんが、アマチュアチームの多くは、練習や試合に利用するグラウンドまで三脚を運ぶ必要があります。
公共交通機関で運ぶ場合や、自動車に積んで移動する場合でも駐車場からグラウンドまでの距離を、持ったり担いだりして移動するのは、決して楽なものではありません。
そこで、移動の際に利用する三脚のケースについて検討してみました。

 

Manfrotto MBAG120PN

Veoが販売している三脚はManfrotto製です。特に隠すこともなく、三脚本体にロゴも入っていますし、説明書も付属していました。
Manfrottoは、イタリアの写真機器メーカーで、日本国内でも三脚を中心に定評のあるメーカーとのことです。
まず、純正の三脚ケースがあるのか、確認しました。もっとも長いケースが上記の型番になります。

型番からも類推できる通り、分かっていたことですが、入りません。


雲台側が出てしまうため、せっかく付いている特徴的なフタも開けた状態のまま運ぶことになってしまいます。


それでも、同じメーカーの三脚専用のケースなだけあって、パッドが全体に入っており、三脚本体を外部からの衝撃に守っている安心感はあります。
また、肩から提げるときのバンドのクッションも良く、食い込み感も和らげてくれます。
サイズさえ合っていれば、この形で運ぶ際には良い選択肢となっていたでしょう。

価格は、希望小売価格が21,000円(税別)。大手カメラ量販店で15,000円前後となっています。

 

VAXPOT VA-3290

こちらは、日本国内でVeoのレンタルサービスを展開されているV-RENT JAPANさんに教えてもらいました。元々はスキー用のケースです。

様々なスキーのサイズに対応するため、ケースに入れた後に端を丸めて固定し、大きさを合わせることができるようになっています。
Veoの三脚の場合も、ケースに入れた後に端を丸めて、バックルで固定し、上下二箇所のベルトで締め付け、三脚がケースの中で動かないようにすることができます。


きちんとケースに収まっている安定感は格別です。ケースからの出し入れも難しくありません。
それでも、さすがに肩から提げるときの食い込み感は、長時間の持ち運びにはつらいものがあります。

また、このケースには宅配便用の送り状ホルダーが付いており、実際にV-RENT JAPANさんでは、三脚を送る際には、このケースに入れた状態で送っているとのことでした。

価格は、通販サイトで2,000円前後から4,000円前後となっています。

 

DECATHLON|WED’ZE 500 SP Trvlcovski

なんとか三脚を安定した形で持ち運ぶことはできるようになりましたが、長い時間、肩から提げて歩くのは、体力を消耗します。移動は試合や練習の前後になりますので、その影響は少なくありません。
そこで、スキー用ケースでキャスター付きのものはないかと探したところ、デカトロンというフランス発祥のスポーツショップで、上記の型番の製品が見つかりました。

キャスター部分は樹脂製で、クッションはなく、横方向には動かせません。
また、動かないようにするロック機能などもありません。

キャスターの上のゴムバンドは、ケース自体を丸めて保管する際に固定するもので、拡げて使っている際には使いません。そのため、ゴムバンドを内側に収納しておく穴も用意されています。ただ、使っていると穴からバンドが表に出てきてしまいますので、養生テープなどでフタをしておいた方がよいでしょう。

ケースとしての仕組みとしては、VAXPORTと同じで、ケースを入れたあとで、余っている部分を丸めてバックルで固定します。

締め付けるバンドはありませんが、キャスター側に三脚の足を入れるのが多少きつく、この状態で肩から提げても中で三脚が動くことはさほどありません。

キャスターで運ぶ際は、肩掛けベルトを持っても良いですが、先っぽで固定したバックルを持った方が、腕に感じる重みはかなり軽減されます。

この場合、ケースの後端はかなり後ろになりますので、移動時にはすれ違う人や車に十分お気をつけください。
また、このケースは自立しません。壁などに立てかけると、接地面のキャスターにロックもありませんので、そのまま滑って倒れてしまいます。

キャスターにはクッションなどはありませんので、地面の形状によっては、ガラガラと音もしますし、手に直接振動も伝わってきます。
そうした扱いづらさはあるものの、三脚を移動する際の負荷はかなり軽減されます。

価格は、デカトロンで3,790円(税込)ですが、2022年7月現在、売り切れとなっています。

 

ケースなど情報募集中

三脚のケースについては、Veoのサポートに問い合わせもしてみたのですが、特にオススメなどはしていないとのこと。リクエストが多くなれば、なにか企画してくれるのかもしれません。

この他にも、Veoの三脚の移動に便利なケースやグッズをお使いの方は、是非お知らせください。
facebookページより、ご連絡頂くことが可能となっています。よろしくお願いします。