Veo Camera ユーザーレビューブログ

Veoレビュー【共有編2023】

生成した映像はインターネットを介して共有することができます。

Veoクラウドサービス上での共有

Veoのクラウドサービスを利用するには、「app.veo.co」サイトにアクセスして、登録したアカウントでログインします。

Teamの画面から「Invite members」をクリックすると、メンバーを追加することができます。
チームメンバーを登録することで、Veoクラウドサービス上で作成した試合映像やハイライト映像を観ることができ、役割に応じて、映像のダウンロードやハイライトに対してコメントを付けることもできるようになります。

また、Veo analyticsという分析オプションを購入すると、様々な映像分析の結果をメンバーも確認することができます。

追加方法は2通り。ひとりずつ名前を登録して招待メールを送る方法か、登録用画面のリンクを生成する方法です。いずれの場合も、チームにおける役割とクラウドサービス上の役割を予め設定することができます。

チームにおける役割は、

  • 選手(Player)
  • 監督・コーチ(Coach)
  • その他(Other)

の3つです。

同様にVeoクラウドサービス上での役割は、

  • 管理者(Admin)
  • 編集者(Editor)
  • 閲覧者(Viewer)

の3つです。

招待メールを送ると、メンバーには”(名前) invited you to join (チーム名)(クラブ名) on Veo”というタイトルの英文メールが届きます。
いきなり英語のメールが届くと驚かれたり、読まずに削除されたりする可能性があるため、登録するチームメンバーには予め伝えておいた方がよいでしょう。

登録用画面のリンクを生成する方法は、チームメンバーとLINEやfacebookでつながっていて、メールアドレスを管理していないようなケースに向いています。
チームの役割とクラウドサービス上の役割を選択し、「Generate link」をクリックすると、リンクが生成されます。
このリンクをLINEやfacebookなどチームメンバーが参加しているグループで案内することで、メンバーにVeoクラウドサービスへの参加を促すことができます。

その他のインターネットサービス上での共有

Veoで生成した映像を、Veoクラウドサービス以外のインターネットサービスで共有することもできます。

共有方法のひとつは、Veoクラウドサービス上の映像をアカウント登録なしで閲覧できるようにする方法です。
アカウント登録なしで閲覧できるようにするためには、試合映像の「Edit(編集)」からPrivacyの設定を「Private」から「Public」に切り替えます。
すると、試合映像の上に「Share」メニューが追加されます。これをクリックすると、共有のためのウインドウが開きます。

「Share with opponent」は、対戦した相手チームへの共有メニューです。

こちらを選択すると、メールアドレスを入力する欄が表示され、招待メールが送信される形になります。
チームメンバーの登録と同様に、英文でのメールがいきなり送られてくると驚かれますので、あまりやり取りをされていない相手チームの方へは使いづらいかもしれません。

「Share on social media」は、各ソーシャルメディアへの共有メニューです。

投稿ボタンが用意されているのは「facebook」「WhatsApp」「Twitter」「Email」です。クリックすると、各サービスが開き、試合映像のURLが入った投稿画面になります。

投稿ボタン以外の方法で共有する場合は、上に表示されている試合映像のURLを使います。
URLの欄の下に「Start at xx:xx」というチェックボックスがあります。この「xx:xx」は「Share」メニューをクリックした時点で表示されていた試合映像の経過時間です。
チェックボックスにチェックを入れると、その経過時間から再生される試合映像のURLリンクとなります。
試合開始前の映像が長い場合は、キックオフに合わせておくと親切でしょう。

URL欄の右にある「COPY」をクリックすると、クリップボードにURLがコピーされます。
あとは、LINEグループなど好きなサービスでペースト(貼り付け)して、チームメンバーに案内すれば、メンバーはリンクから試合映像を閲覧することができます。
対戦相手への共有も、このURLリンクを伝える形の方が分かりやすく、望ましいかもしれません。

もうひとつの共有方法は、映像をダウンロードし、その映像ファイルを共有する方法です。
試合映像の上のDwonloadをクリックすると、実況映像がダウンロードされます。ダウンロードしたファイルはMP4形式で映像のサイズは1920×1080、約90分でファイルサイズは5GBを越えます。

試合全体の映像を扱うのは難しいですが、ハイライトは個別にダウンロードできます。
ファイル形式や映像サイズは変わりませんが、ファイルサイズは15秒で15MB前後と、扱いやすいサイズになります。
このくらいのサイズだと、facebookやLINEでも簡単にやり取りすることができます。
Veoのクラウドサービス上では、映像をベースにした様々な情報の共有は図れるものの、話し合いや議論をするためには向いていません。
facebookやLINEのグループでハイライト映像を共有し、試合の振り返りや話し合いのきっかけに使うのは、たいへん便利です。

ライブ配信での共有

ここまで、共有相手は試合に臨むチームメンバーを想定していたものでした。
ただ、チームによっては、チームメンバー以外に試合映像を共有したいというニーズもあるでしょう。
育成年代のチームであれば保護者、上のカテゴリーを目指しているチームであればファン・サポーターなどが、試合映像の共有相手として想定されます。

こうしたニーズに対して、Veoでは、ライブ配信での共有を用意しています。
対応しているのは、2022年に発売したVeo Cam 2から。加えて、Veo live-streamingオプションの購入が必要になります。
また、配信時に利用するインターネット回線の通信料金がかかります。

閲覧する側は、Veo Liveアプリ(iOS / Android)のインストールとアカウントの登録が必要となります。
目的のチームアカウントをフォローすることで、ライブ配信時に通知を受け取ることもできます。
ライブ配信は、若干のタイムラグはあるものの、ほぼ生中継の映像を観ることができます。また時間の都合が合わなくても、試合終了後に何度でも観戦することが可能です。

まだまだ発展途上のサービスという印象ですが、コスト面の負担などを考えることのできるチーム、クラブは検討できるでしょう。