実際の撮影の手順をご紹介します。
カメラをグラウンドに持っていく前に、いくつか準備が必要です。これらは先に済ませておく必要があります。
まず、Veoをクラウドサービスはを利用するためのアカウントを登録する必要があります。
自分のケースでは、製品出荷のタイミングで「Create your Veo account」というタイトルのメールが送られてきました。メール本文に「JOIN VEO」というリンクがあり、ここから登録を行いました。
登録はチーム名などを入力しますが、あとで修正できますので、あまり難しく考えることはありません。
アカウントとパスワードだけは忘れないように注意しましょう。
カメラを充電し、充電が完了したら電源を入れます。
イーサネットポートにイーサネットケーブルを接続し、インターネットにつながっている状態にします。
次にスマートフォンを用意し、WiFiメニューからアクセスポイントを探します。
接続先の候補に「VEOCAM-XXXXX」というSSIDが表示されていれば、これがカメラ本体です。
このSSIDとパスワードは、カメラ本体の底面に記載されています。これを使って、スマートフォンをWiFiでカメラと接続している状態にします。
スマートフォンのブラウザ(SafariやChromeなど)を起動し、URL(アドレス)を入力するところに、「cam.veo.co」と入力し、カメラにアクセスします。
最初にアカウントとパスワードを尋ねられますので、上記で登録したVeoのクラウドサービスに登録したアカウントとパスワードを入力します。
これで認証されれば、自分のVeoアカウントとカメラ本体が紐付けられた形で登録されたことになります。
「cam.veo.co」は、そのままカメラ本体の操作画面となりますので、ブックマークしておき、グラウンドですぐにアクセスできるようにしておいた方がよいでしょう。
以上で、事前準備は完了です。
グランドに着いたら、カメラを設置しましょう。
サッカー競技であれば、センターラインの延長線に近いところに、設置するのがよいでしょう。
ユーザーガイドには「サイドラインから3~4mの所」と書かれていますが、カメラは驚くほど広角ですので、サイドラインのすぐ外でもサイドライン際のプレーを撮影できます。
可能であれば、できるだけサイドラインから近くに設置すべきですが、当然ながらプレーや審判、試合運営に邪魔にならないように配慮する必要があります。
参考までに、Veoカメラでどのくらいの範囲が撮影できるかを紹介しておきます。
観客席から撮影した場合
陸上競技トラックのすぐ外側から撮影した場合
屋外のグラウンドでは、太陽の位置にも注意し、逆光にならない位置に設置する必要があります。
また、高い位置から撮影した方が俯瞰的な映像を撮影できますので、三脚もできるだけ高いものにしたいところです。その場合は、転倒のリスクも考慮し、ロープで固定するなどの工夫も必要ですし、少なくとも近くで子どもを遊ばせないなど事故に注意をする必要があります。
カメラを設置したら、カメラ本体の電源を入れ、事前登録と同様にスマートフォンからカメラに接続します。
WiFiメニューからアクセスポイントを探し、接続先の候補から「VEOCAM-XXXXX」というカメラ本体のSSIDを選択して、接続します。
なお、このSSIDとパスワードは、カメラ本体の底面に記載されています。事前登録時にスマートフォンに記憶させていなかったり、事前登録時と異なるスマートフォンを利用する場合は、カメラ本体で確認しましょう。
スマートフォンのブラウザ(SafariやChromeなど)を起動し、ブックマークから、もしくはURL(アドレス)を入力するところに、「cam.veo.co」と入力し、カメラにアクセスします。
アカウントとパスワードを尋ねられた場合は、事前に登録したVeoのクラウドサービスに登録したアカウントとパスワードを入力します。
カメラ本体に接続すると、カメラのファインダーのように、ふたつのレンズから見える風景を確認することができます。ここで、グラウンドがきちんと画面の中に収まっているかを確認します。
もし、画面からグラウンドが外れている場合は、カメラの位置や角度を調整します。
問題なければ、スマートフォンのブラウザから録画ボタンをタップすると、録画が開始されます。
あとで編集されますので、録画開始をキックオフなどに合わせる必要もありません。
試合が終了したら、再びスマートフォンからカメラ本体に接続し、ブラウザから録画ボタンをタップし、録画を終了します。
ファイル名を日付にしてもよいかとメッセージが表示されますので、OKとすると、そのまま録画ファイルが保存されます。
以上で、撮影は終了です。
設定画面で録画したファイルが内蔵ストレージをどのくらい占めているかを確認することもできます。
カメラ本体にはライトやフラッシュは付属していません。そもそも、グラウンド全体を照らすようなライトはカメラに付けることはできませんね。
ナイター施設のある人工芝グラウンドでの映像を紹介しておきます。十分に利用できると考えますが、参考にしてください。
カメラ本体は「防水」とされています。
まだ雨の中で撮影したことはありませんので、機会があればご紹介したいと思います。
カメラ本体は撮影後に意外と熱を発しています。
多くの精密機器と同様に、高温の環境では正常に動作しなくなるのか、心配にもなります。
まだ炎天下で撮影したことはありませんので、機会があればご紹介したいと思います。